ついに豪華客船に乗船!
2018年7月28日、見知らぬ土地と聞きなれない言語に囲まれていた僕はとてもワクワクしていました。
なぜならこの日が初契約で、初乗船となる日であったからです。
スウェーデンの首都ストックホルムにある港から乗船しました。
(初めて乗る船は会社から決められるので、私たちに決定権はありません。
2回目の契約から、自分の乗りたい日程に合わせて、いくつか船を紹介してもらえます。)
ロスでのトレーニング前はカリブに行く船だと聞いてたので、ずいぶん寒い場所に来たなという印象です。
僕が初めて乗船した日は、エンバケーションデイといって、お客さんをお迎えするとても大事な日でした。
エンバケーションの鍼灸師の勤務は午前中はお休みで、午後から8時半まで働きます。
なので午前中に事務的な手続きを済ませ、部屋に案内された後、早々に着替え、スパにいきました。
初めてスパに立つ緊張感
マネージャー、スパのスタッフたちと簡単に挨拶して、「ここに立って、ゲストが来たら自己紹介と鍼の説明をしてね」と言われました。
ロスの研修で練習していたものの、実際に風格のあるお客さんを目の前にするととても緊張したのを覚えています。
少しイメージしてください。
ここは6つ星の豪華客船。船の中にはカジノ、映画館、プール、バー、見慣れない絵画などがありすべてがゴージャスです。

豪華客船Seabourn Ovationの船内

豪華客船Seabourn Ovationの船内
そして初めて勤務するこの場所には、スタッフにはイギリス人、ポーランド人、フィリピン人、スロベニア人、ウクライナ人がいて、日本人はあなた1人だけです。
もちろん鍼灸師も船にはあなた1人です。
そして自分の抱えている身体の問題を鍼でどう緩和されるのか英語で説明し、フリーコンサルテーション(無料で個人的に相談する時間)や治療の予約に繋げる相手は、人生経験豊富なリッチマンたちです。
こんな鋭い目線をゲストから感じていましたw

またゲストが抱えている疾患も様々で、当然馴染みのある肩、腰の痛みだけではありません。
船が鍼の宣伝に使う鍼適応疾患の一覧については、別の記事で紹介します。
(本当に色々あります。どういう問題をゲストは抱えているのか、乗船前に知っておいてください)
船の仕事場を少しイメージできたでしょうか?
それでも大丈夫だと感じた方、その自信は船で勤務する上でとても大切です。
想像して不安に感じた方、僕も乗船前に色々調べていくと不安になっていました。
そう感じるのは当然だとおもいます。
でも乗船前にしっかりと情報収集して、十分な準備(乗船への手続き、語学、治療知識と技術)をすれば、大丈夫です。
エンバケーションで必要な準備は?
では具体的にどう準備すれば良いか。
また分かりやすくテーマに沿って詳細を述べたいと思いますが、このエンバケーションの日は自己紹介や鍼の説明だけでなく、
ゲストが抱えている疾患に鍼がなぜ効くのか西洋医学、東洋医学の両方の見地から簡単に説明できるように準備していると良いかと思います。
僕のように緊張で汗だくにならないためにも。。。
こうして今朝のやる気に満ち足りた気持ちは一転し、記念すべき初日が終わった頃にはもうぐったりで、ベットに直行し、ずーと寝てました。
それほど初めての契約で、初めて乗船した日は心身ともに疲労するのです。
しかしスパのスタッフはみんな協力的で助かりました。
彼らは僕が初契約であり、英語が母国語でないことも知っています。
なにかと目にかけてもらってなんとか初エンバケーションを切り抜けました。
≫オススメ記事:東洋医学を英語で勉強できる本のレビューはこちら
≫オススメ記事:スキマ時間を活用するから挫折しない英語学習アプリ「スタディサプリ」を使ってみた