【ヨガの解剖学本のおすすめ】サイエンス・オブ・ヨガのまとめ

書店のヨガのコーナーで本を物色していると、厚めのヨガの本を見つけました。

タイトルは「サイエンス・オブ・ヨガ ( SCIENCE OF YOGA )」。

購入し、実際に使ってみたのでレビューします!

この記事ではサイエンス・オブ・ヨガの内容や感想、どんな人にオススメか書いています。

ヨガの解剖学に興味のある方は参考になれば幸いです。

サイエンス・オブ・ヨガ ( SCIENCE OF YOGA )のポイント

  サイエンス・オブ・ヨガのポイント

○ ハイクオリティなCGだから視覚的に理解しやすい

○ アーサナの「筋肉、骨格の動き」や「効果」、「意識の向け方」などが分かりやすく解説している

○ (筋肉や骨だけでなく)消化器系や心臓血管系、リンパ系など解剖学の基礎知識を学べる

○ 本のサイズは大きめだから、書き込みなども可能で使いやすい(教科書的に使える)

○ ヨガに関する疑問に科学的に解説している

 

サイエンス・オブ・ヨガの著者はだれ?

こちらが著者のアン・スワンソンさんのプロフィールです。

アン・スワンソン

理学修士、国際ヨガセラピスト協会認定セラピスト、公認マッサージセラピスト。

心身科学の教育にも携わる。メリーランド総合健康大学でヨガ・セラピー修士号(理学修士)取得後、非常勤教職員として同大学で教壇に立つ。

大学、マッサージ・セラピー・スクール、ヨガ指導者養成講座で長年にわたり解剖学と生理学の指導、教育を行う中で、複雑な科学的概念をわかりやすく解説する技術を培う。

ヨガの伝統的精神を尊重しつつ、最新の科学研究を独自の方法で実践的にヨガに応用している。

 

またサイエンス・オブ・ヨガを監修されている方がこちら👇

高尾美穂

産婦人科専門医・医学博士・日本スポーツ協会公認スポーツドクター。

東京慈恵会医科大学大学院修了後、慈恵医大病院 産婦人科勤務を経て現在イーク表参道 副院長を務める。得意分野は女性スポーツ医学、婦人科内分泌。日々、産婦人科診療をメインに、婦人科スポーツドクターとしてアスリートの心と体のケアを行う。

また、ヨガ指導者の育成にも力を入れている。大学病院で学び実践してきた西洋医学のエビデンスをベースに、ヨガ、抗加齢医学、漢方をはじめとした東洋医学、栄養学、スポーツ医学を総合的多角的に用い、女性がよりよく歳を重ねていけるよう様々な角度からサポートすることをライフワークとしている。

▶参考ホームページ

 

サイエンス・オブ・ヨガの内容まとめ

計216ページのサイエンス・オブ・ヨガの本の内容をまとめてみました👇

【はじめに】

【人体解剖学】

  • 細胞から器官系へ
  • 骨格系
  • 筋系
  • 神経系
  • 内分泌系
  • 呼吸器系
  • 心臓血管系
  • リンパ系
  • 消化器系
  • 泌尿器系
  • 生殖器系

 

【アーサナ】

坐位のアーサナ

  • 達人坐のポーズ
  • 合蹠(がっせき)のポーズ
  • 猫のポーズ
  • 牛のポーズ
  • 牛の顔のポーズ
  • ねじって膝に頭をつけるポーズ
  • 半魚王のポーズ
  • 子どものポーズ
  • ラクダのポーズ
  • ハトのポーズ

 

立位のアーサナ

  • 山のポーズ
  • 前屈のポーズ
  • 椅子のポーズ
  • 三日月のポーズ
  • 戦士のポーズⅡ
  • 戦士のポーズⅢ
  • 木のポーズ
  • 踊り子のポーズ
  • 三角のポーズ

 

逆転のアーサナ

  • 下向きの犬のポーズ
  • 頭立ちのポーズ
  • ショルダースタンドのポーズ
  • 橋のポーズ
  • 上向きの弓のポーズ

 

臥位のアーサナ

  • カラスのポーズ
  • 板のポーズ
  • 賢者のポーズ
  • コブラのポーズ
  • バッタのポーズ
  • 仰向けで足の親指をつかむポーズ
  • 仰向けで魚の王のポーズ

 

【Q&A】

  • 関節の柔軟性
  • 背骨のケア
  • ライフ・ステージ
  • 瞑想
  • シャヴァーサナ
  • ストレス
  • 脳と心のウェルビーイング
  • 慢性痛
  • ヨガ・セラピー
  • 意識の変容
  • 科学の最前線で

 

注意事項

用語集

索引

引用文献

こうみるとかなりのボリュームで、アーサナだけでなく人体の解剖学やヨガに関するQ&Aなど様々なトピックを網羅的に構成されているのが分かります。

 

 

サイエンス・オブ・ヨガの感想

https://twitter.com/_m0s0k/status/1232600518335188992?s=20

購入者の口コミ

  • 正しい筋肉や呼吸の使い方のために購入。余計な力が入っていたので参考になった。
  • 骨筋系の解説がとてもわかり易い。
  • 筋肉の仕組みなども合わせて覚えられてとても良い。
  • ヨガを学び始めて数年ですが、やはり解剖レベルから学ぶと理解度と完成度も違ってきます。まだまだ100%ではないながらもやりながらアーサナの的確な身体の使い方を意識できると思います。一生モノです。

気になったレビュー

  • 事前に筋肉の解剖をかなり知らないと理解でないハイレベルです。適切な読者対象はプロのインストラクターで医学的知識のある方でしょう。

 

実際に使ってみた感想

レビューは総じて良いですね。

私も実際に購入し、使っていますがアーサナにおける身体の使い方をCGを使い細かく解説されている点はとても素晴らしいと感じます。

基本的なアーサナでも「こういう意識は大事だな」と改めて気づくこともあり、すでにヨガを指導されているインストラクターにも参考になる事が多くあります。

 

また気になるレビューにあった「この本はプロのインストラクター向け」という意見ですが、たしかに使われている筋肉の説明でもいきなり脊柱起立筋など筋肉の名前が出てきます。

本当に全く解剖学を知らない状態でこの本を初めから深く理解しようとすると、時間はかかると思います。

しかし分からない単語などが出てきた時、簡単な解剖の本やネットで検索し、少しずつ言葉に慣れていけば問題ないと感じます。

(CGがあるので筋肉の位置などは何となく分かりますが、その筋肉がどこで始まり、どこで終わるかは解剖学の本などを参考にしたほうが良いです)

 

本自体は大きめのサイズなので、書き込みが出来、新たに調べ学んだことを追加していく使い方も良いですね。

*本のサイズは、だいたい横21cm×高さ24cm×暑さ2.5cmほどです。

 

サイエンス・オブ・ヨガはどんな人にオススメか?

ヨガの解剖学を学びたい方であれば、サイエンス・オブ・ヨガはヨガ初心者からプロのインストラクターまで幅広くオススメできる一冊です。

それはサイエンス・オブ・ヨガの内容まとめに書きましたが、様々なトピックについて細かく解説されており、新たな発見や再確認が出来るからです。

 

たとえば最初の人体解剖学の呼吸器系にある「プラーナヤーマ」のページ。

呼吸の吸う時と吐く時、どちらが副交感神経系活動を増大させるか?

(ごくわずかなレベルであるが)副交感神経系活動を増大させるのは右の鼻で呼吸した時か?左の鼻で呼吸した時か?

またそれはなぜ起こるのか?

これ単純に興味のある知識であり、インストラクターであれば生徒さんに聞かれることもあるかもしれません。

レッスンの内容をより充実させるための知識が満載です。

よってヨガの解剖学を勉強するのであれば、サイエンス・オブ・ヨガは手元に置いて損はないと思います。

 

書籍情報

書籍名 サイエンス・オブ・ヨガ ( SCIENCE OF YOGA ) 
著者 / 監修 アン・スワンソン / 高尾美穂
出版社 西東社
発売日 2019/10/11
ページ数 216ページ

 

まとめ

英国ベストセラーと本の帯に書いていたので期待して購入しましたが、期待通りの本でした。

ヨガの解剖学を本で学ぶなら、初心者からインストラクターまですべての方にオススメしたい一冊です。

kindle版はまだないので(2021年7月現在)、私はamazonで購入しました。

ヨガが好きで身体の動きについて詳しく知りたいと思っている方の参考になれば嬉しいです。

では!

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西東社
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ABOUTこの記事をかいた人

豪華客船で鍼灸師として勤務しながら世界中を旅しました。 身体に良いと言われるものを自分で試し、感じたことを記事にしています。 また医療英語やヨガ、豪華客船の生活、旅についても書いています。 有益な情報をシェアできるよう努めます。 気軽にコメント、メールをください。 Twitterのフォローもお願いします :) @akiacu