今回は豪華客船で働きたいと考えている鍼灸師の方向けに書きます。
個人的な感想を踏まえて、応募資格や準備、流れなどを振り返ります。
では早速、以下の3つの条件が、豪華客船で働きたい鍼灸師には必要です↓
応募資格
①日本の鍼灸国家資格を持っている人
②十分にコミュニケーションが取れるほどの英語力
③7ヶ月間、豪華客船で働ける健康な体
目次
日本の鍼灸国家資格を持っている人
授業と臨床実習を合わせて2000時間以上という条件がありますが、日本の鍼灸国家資格があれば問題ありません。
十分にコミュニケーションが取れるほどの英語力
一体、船で働くための十分な英語力とはどれくらいのことでしょうか?
マーリンズテスト
まず日本でマーリンズテストという船員用の英語テストを受け、80%以上のスコアを取る必要があります。
基本的な文法や読解、リスニングのテストでした。
あまり難しいとは思いませんでしたが、不安な方はスタイナーレジャー(僕が働いている会社の名前です)のリクルートエージェントであるThe English Village で勉強することができます。
スカイプ面接
無事マーリンズテストをパス出来れば、次はいよいよスタイナーの人とのスカイプ面接です。
ロサンゼルスにいる人とスカイプ面接をするので、僕は早朝(朝3時くらい)に、スーツを着て行いました。
約10分くらいで終わります。
僕の時の面接内容は、これくらいだったでしょうか↓
・志望動機
・鍼灸師の経歴
・販売の経験
・自分のアピールポイント
・7ヶ月船で乗る事について家族はどう思っている
・特定の疾患(坐骨神経痛など)に対してどのツボを使うか←5つくらいの疾患を聞かれました
(これはWHOのツボ表記で答えます。たとえば三陰交ならSP6です。)
結果発表は人によりますが、
僕の場合は、その場で合否を教えてくれるのではなく、3時間後くらいにメールでもらいました。
朝起きてcongratulations!というメールを貰ってとても嬉しかったことを覚えています。
(この後、鬼のように資料が送られてきます。これを全て目を通すことが豪華客船鍼灸師の最初の試練です。)
徐々に面接に合格するのが難しくなっていると聞きますが、しっかり準備をすれば恐らく問題ないかと思います。
これもThe English Village の先生が、繰り返し丁寧に教えてくれます。
ちなみに面接合格から6ヶ月以内に、乗船しなければなりません。
「豪華客船で働く」ための英語に関する条件は上記のように、マーリンズテストとスカイプ面接に合格することです。
しかし実際船で鍼灸師として働くとなると、英語力はもっと必要かと、7ヶ月の生活を終えて実感します。
乗船してからは、全てが英語です。
自分のセミナーや治療の説明だけでなく、毎週行われるドリルとよばれる訓練やその説明など、様々なことを英語で理解します。
僕はむしろ船のルールを英語で理解し、慣れるまで苦労した気がします。
どこまで英語が必要かについて意見が分かれると思います。
働くための条件は上記の2つだけですが、合格が決まってからも英語は勉強し続ける必要があると僕は思います。
(自分の船での生活を助けるためにも)
少しずつセミナーがうまくなったり、ゲストの悩みに正確に答えられたり、言語学習は時間がかかる分、その喜びや成長も大きいですね!
7ヶ月間、豪華客船で働ける健康な体
スタイナー指定の病院でメディカルチェックを受ける必要があります。
約7万円でした。
ここでひっかかる人もいるみたいです。
指定の病院はいつも混んでいるので、予約は早めの方がいいです。
その他に、準備するもの
・英語で書かれた免許証や卒業証書
・船で働くためのC1/D VISA → 約1万円
・(研修のため)ロサンゼルスへの片道航空券→約8万円(これは乗るタイミングで変わると思います)
・研修時のロサンゼルスでの滞在費
(研修自体は3日間ですが、自分が乗る船が決まるまでLAにいなければなりません。僕の場合は1週間くらいいました。)
乗船するまでにかかった費用は(EVにも通っていたので)、僕の場合は全部でだいたい4、50万くらいだと思います。
「高〜」っと思った方。
ぜひ下の記事も参考にしてください、少しでも豪華客船で働くモチベーションが上がればと思います👇
【豪華客船のお仕事】給料(鍼灸師)から振り返る月100万の世界
まとめ

豪華客船Seabournの階段
僕は卒業後すぐに豪華客船に乗れるよう、専門学校在学中からThe English Villageに連絡を取っていたので、ゆっくり時間をかけて準備することが出来ました。
自分の英語レベルや費用、乗船前にする事や乗船後の仕事内容を頭の中で明確にイメージするためにも、なるべく早く動き始めることが大切だと感じます。
僕がお世話になったミナ先生は、面接やマーリンズテストだけでなく、乗船までの手続きのアドバイスをくれたり、豪華客船で働く上でとても大切なプレゼンやコンサルテーションの練習など、色々助けて頂きました。
ミナ先生はいつも忙しくされているので、興味がある方は早めに連絡を取ることをオススメします。
また何かわからないことがあれば、いつでもコメント、メッセージをください。