スタイナーで働く鍼灸師は乗船前に、アメリカ・ロサンゼルスで研修を3日間受けなければなりません。
鍼灸師以外のスパで働く人(美容師、エステティシャン、ネイリストなど)はイギリスで研修があります。
ロサンゼルスの研修場所は「Yo San University 」というところで行われました。

ロサンゼルス、Yo San Universityで研修
今回は具体的にどんなことを研修でするのか、まとめました↓
目次
どんな人が研修にきているのか?

鍼灸師、豪華客船の研修
色んな国の鍼灸師に会うことが出来ました。
ポルトガル→2人
中国→2人
韓国→1人
アメリカ→1人
インド→カップルで来てました
経歴はバラバラ。
鍼灸師として長い治療歴を持っている人やそうでない人、英語が上手い人、そうでない人。
インド人の1人はすでに船での勤務経験があり、奥さんと一緒に今回は乗船するために研修にきてました。
日本人は僕を含めて4人と最多!
船には、日本式鍼灸のニーズが多くあるのかもしれません。
研修って何をするの?
プレゼンの練習
豪華客船での鍼灸師の大きな仕事の1つが、プレゼンテーションです。
プレゼンテーションには3つ種類があります。
・鍼灸とはなにか?→東洋医学の考え方や自己紹介も含めます
・痛み疾患(主に腰痛や関節炎)について→痛みの機序や治療方法を説明
・ハーブについて→ハーブの効能や種類の紹介をします
プレゼンの全容はThe English Villageですでに理解し、ある程度覚えていたこともあり、研修でした練習は問題なかったと思います。
ただあくまでこれはプレゼンの練習で、実際の船では臨機応変に、話すべき箇所などを変えたりします。
これは船で慣れるしかないです。(マネージャーが変わり、他の種類のプレゼンも途中から追加されたこともあります。。)
スパツアーで自己アピール
エンバケーションの日(ゲストが初めて乗船する日)に、ゲストにスパの施設やサービスを紹介するツアーがあります。
ここで自分がやっている鍼灸治療の紹介をします。
第一印象がとても大切ですので、このスパツアーでする自己アピールの練習に、研修では時間を割きました。
簡潔かつ印象に残る言葉をステファニー(研修を教える人)と選び、一人一人話し合います。
コンサルテーション
コンサルテーションは鍼灸に興味があるゲストと一対一で話す時間のことで、「鍼灸治療が自分の疾患にどう効くのか」などを相談するものです。
これも言葉選びが大切なので、研修時によく練習しました。
ハーブや物販の説明
ハーブなど商品の販売(リテール)を伸ばすことは豪華客船で働く上で常に求められるスキルです。
ハーブだけでなく、船で販売される他の商品の説明も詳しく聞きました。
その他に、契約内容や注意する点などを細かな点も確認しました。
研修の感想

鍼灸師、豪華客船の研修
研修内容をみて不安に感じる人もいるかと思います。
しかし研修に参加していた他の鍼灸師も「うまく出来るか心配」と言っていました。
皆んな同じ気持ちなんですね。
なので出来る限りの準備をして研修に挑めば、全く問題ないです。
どこに泊まるか?
研修は3日間だけですが、乗船する船が決まらないためロサンゼルスには1週間いました。
宿泊場所は会社ではなく、自分で用意しなければなりません。
僕はAirbnbでホテルを探しました。
まだエアビーを使ったことがなく、せっかくだから地元の人と交流しようと思ったからです。
最初の4日間は子供が2人いる家でお世話になり、残りはサンタモニカビーチの近くの家にいました。
一般の家庭の部屋に寝泊まりすることは面白く、いい経験になりました。
ただAirbnbは民泊なので正直当たり外れはあると思います。
研修に集中したい、しっかり休みたい人はホテルがいいと思います。
海外でホテルを探すならExpediaが良いと思います👇
何かご質問があれば、お気軽にメールくださいね。
では!