前回の記事でアーユルヴェーダとは何か、アーユルヴェーダでデジタルデトックスをした理由について書きました。
今回はなぜアーユルヴェーダの治療のためにスリランカを選んだか、また数あるアーユルヴェーダホテルの中から自分に合った選び方についても述べたいと思います。
目次
なぜ僕はインドではなくスリランカを選んだのか?

ジェフェリー・バワ建築「シーマ・マラカヤ寺院」
アーユルヴェーダはインド北部のヒマラヤ発祥とされています。
しかし現在は西洋人を中心に、スリランカでアーユルヴェーダを受ける医療ツーリズムが人気です。
なぜでしょうか?
まずはアーユルヴェーダにおけるインドとスリランカの歴史をみてみます。
現在インドに定着しているアーユルヴェーダは、南インドからきたシッダ医学と古代ギリシャから伝わったユナニ医学が融合したものです。
一方スリランカでは、インドから原始仏教と共にアーユルヴェーダが伝わります。
そして元々スリランカにあった医療ヘラウェダカマと融合し、現在のスリランカ式アーユルヴェーダが出来ます。
治療の違いとしてはインドでは精製バターのギーを多用し、スリランカではココナッツオイルを使うことが多いとのこと。
細かい違いはありますが、インドのアーユルヴェーダは伝統を堅く守り、スリランカのアーユルヴェーダは心身ともにリラックスしながら治療を受けることが出来、バカンスの要素が強いと言えます。
僕がスリランカを選んだ理由は以下の2点だけです。
・ウルポタ(アーユルヴェーダリゾート)という電気、水道、ガスもない大自然の中でデトックスをしたい
・ジェフェリー・バワの建築が見たい
インドは以前に6ヶ月住んでいたこともあるので、今度は2009年に内戦が終わって世界中から旅行者が集まるスリランカに行ってみました。
スリランカと日本の関係

スリランカのアーユルヴェーダ「ウルポタ」
日本が世界で一番早く正式に外交関係を結んだ国は、スリランカです。
調べてみると日本とスリランカには以前から友好関係にあったみたいです。
第二次世界大戦後、1951年サンフランシスコ講和会議でのお話です。
当時、米中ソ英による分割統治案を迫られていた日本ですが、
セイロン(スリランカ)代表として出席していたジャヤワルダナ大臣が席上で、
Hatred ceased not by hatred , but by love .
憎しみは憎しみを持って止まず、愛によってこそ止む
というブッダの言葉を引用したスピーチで、日本の主権を擁護しました。
この言葉によって、日本は分割されずに済んだといいます。
こういった歴史的な繋がりもあり、スリランカの人は親日の人が多いです。
同じ仏教国で親近感を持っているようです。
街を歩いていても、「where are you from ? 」と聞かれ日本だと答えると、
「日本は良い国だ」と言われます。
そしてニコニコして、よく話しかけてくれます。
現地の人たちと会話をし、その土地の文化に触れることは旅の醍醐味の1つですが、
日本人というだけで簡単に打ち解けることができます、特にここスリランカでは。
先ほど述べたジャヤワルダナ大臣は、死後、全身臓器提供し「右目はスリランカ人に、左目は日本人に」と遺言を残し、その後角膜の片方を日本人に提供しています。
スリランカのアーユルヴェーダリゾートの選び方

スリランカのアーユルヴェーダ「ウルポタ」
スリランカにはアーユルヴェーダを管轄する伝統医学省というものがあり、国策としてアーユルヴェーダの発展に力を注いでいます。
よってここには様々なタイプのアーユルヴェーダの施設があるんです。
ではどうやって自分に合った施設を見つけることができるか。
ホテルのタイプの区分として、アーユルヴェーダの治療を受けない一般客と混在しているホテルと、
食事やヨガなど徹底して指導を受けることができるガチのホテルの2つがあります。
個人的にはせっかくデトックスを受けにはるばるスリランカまで来たのだから、後者ガチの方を選択しました。
その中でも建物の立地によって、ホテルのカラーは違います。
ビーチの近くにあるホテル、森の中にあるホテル、都市部にあるホテル。
これは人によって好みがわかれるでしょう。
有名な場所は以下のホテルが挙げられます。
「ジェットウィング・アーユルヴェーダ・パビリオンズ」
スリランカではかなり有名なジェットウィンググループ。
僕の友人はジェットウィング・ブルーに宿泊していました。
部屋の中を見せてもらいましたが、かなり綺麗で、高級感がありました。
ジェットウィンググループは間違いないと思います。
「ヘリタンス・アーユルヴェーダ・マハゲダラ」
このホテルはスリランカで1番有名だと思います。
リゾートホテルの権威ジェフェリー・バワが手がけた最高傑作です。
別の記事にも書く予定ですが、僕も観光で行きました。
こんな自然とマッチしたホテルでアーユルヴェーダを受けることが出来たら最高だと思います。
「バーベリン・ビーチ・アーユルヴェーダ・ホテル」
このホテルの名前はよく聞きます。
スリランカで出会った友人たちは、結構な確率でこのホテルに行っています。
そして評価も良いです。
次は僕もこの老舗のホテルに行ってみたいと思います。
僕が選んだ施設は「ウルポタ」という所です

スリランカのアーユルヴェーダ「ウルポタ」
ウルポタの良い点を挙げてみます。
・空港から約4時間かかる、中心部から離れた場所にあり、大自然の中にある
・電気、水道、ガスがなく、朝は鳥の鳴き声で目覚め、寝る時も動物の声がいつも聞こえるという自然と一体となった生活が送れる
・インターネットがないので、情報中毒の人にはピッタリ
・ウルポタで食べる料理は全てアーユルヴェーダ料理で、身体の中からデトックスが出来る
・1日2回、ヨガと瞑想のレッスンがある(先生のクオリティが高い)
・ウルポタという辺境の地に来るゲストは、面白い人がいっぱい!
などなど
もしスリランカでアーユルヴェーダを受けたくなったら、施設の数の多さに少し迷うかもしれません。
その時は、こちらを参考にして頂けたらと思います。
スリランカ行きの格安航空券を購入する方法

いろいろ試しましたが、結論、おすすめはエクスペディア(Expedia)です。
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ウルポタでの実際の生活について、こちらの記事に詳しく書きました↓
【スリランカ】アーユルヴェーダでデトックスならおすすめ「ウルポタ」での生活
では!