
kindleで購入した「体感して学ぶ ヨガの運動学」のレビューです。
著者の中村さんは理学療法士でヨガを教えている有名な先生です。
ヨガの運動学に興味のある方の参考になれば幸いです。
○ 理学療法士でありヨガ、ピラティスを教える中村先生の本
○ 身体を痛めないための、よりヨガの効果を実感するための実用的な本
○ 写真が豊富で理解しやすい
○ ヨガにおける解剖学、運動学を学びたい人向け
目次
体感して学ぶ ヨガの運動学の著者はだれ?
こちらが著者の中村尚人さんのプロフィールです。
理学療法士、ヨガインストラクター
1999年より理学療法士として大学病院から在宅まで12年間幅広く臨床を経験。
その中でヨガと出会う。
ヨガの解剖学の第一人者として、2008年からUTLにて解剖学講座を担当。
日本最大のヨガイベントYoga Featには毎年招聘されている。
未病の重要性に気づき予防医学の実現のために医療業界を飛び出し株式会社P3を設立。
八王子にstudio TAKT EIGHT、studio UPRIGHTを設立。
また解剖学の視点からアーサナを指導する「アーサナアナトミカルアプローチ」を展開し、安全なヨガ指導を啓蒙している。
体感して学ぶ ヨガの運動学の内容まとめ
体感して学ぶ ヨガの運動学の内容をまとめてみました👇
【Part1. 運動学を体験しよう ~できるかな】
- バランスと着床ポジション
- 姿勢と力の伝達
- 筋構造と動きの関係
- レバーアームの長さ
- 関節可動域とアライメント
【Part2. 動きのコツ ~体に無理をさせないアーサナの深め方】
- 首の動かし方のコツ
- 床に手を置く時のコツ
- 肘、膝の使い方のコツ
- 肩に負担のない使い方のコツ
- アーサナを一味変える、肩甲骨のコツ
- 脊柱を自由自在に動かすコツ
- 股関節の動きのコツ
- 足の安定性を高めるコツ
- ナウリのコツ
- ジャーランダラバンダのコツ
【3. よくある質問にお答えします】
- ハヌマーナーサナは前と後ろのどちらの足を中心に練習したらいいでしょうか?
- 経典にある「背骨を真っ直ぐにして座る」っていうのは一本の棒のような脊柱という意味でしょうか?
- ウディヤーナバンダ(息止めでの内臓の引き上げ)やナウリ(ウディヤーナバンダ中の腹筋マッサージ)は腹筋の働きですか?
- どんな人でも練習すればパドマーサナやサマコーナーサナはできるのですか?
ストレッチ後になぜ筋肉痛が起こるのですか? - 指導を受ける先生によってアーサナの解説や取り方が違うのはなぜですか?
- よくクラスでインストラクターから「無理をしないで」と言われますが、自分で無理をしてるかどうかが分かりません。
- 体が固いのですがどうしたら柔らかくなりますか?

「首と頚の違い」や「肩甲骨と頭部の関係」などインストラクターとして知っておきたい知識も随所にあり、最後まで飽きずに読めます。
「動きのコツ」では頭から足まで全身に渡り解剖学的に正しい動かし方を学べるので、勉強になることがたくさんあります。
そして「最後のよくある質問」は、インストラクターなら生徒さんによく聞かれる質問に対して中村先生の考え方を知ることが出来るので有り難いです。
体感して学ぶ ヨガの運動学の感想
ヨガを始めてわりとすぐのころに書店で「体感して学ぶヨガの運動学」って本を買ったら、レッスン受けてる先生がよく言ってることが書いてあってふんふんなるほどねーと読んでた。今日のレッスンで、うちの先生がその著者の先生の講座受けたりしてたってことを知った。
— みとう (@NMDitective) July 10, 2019
購入者の口コミ
- 説明がやさしく、写真が豊富で大変わかりやすく、本を読みながら体を動かしたくなり、動かすと「なるほど!」がいっぱいある!
- ヨガポーズを深めたい事ばかり考えて無理していた自分に、自分の体に合わせて自分のペースで快適にヨガをする大切さを教えてもらった気がします。
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中村尚人先生の本はすごく読みやすいです。ヨガ運動学は自分の練習にもとても役立ちます。更にヨガを教えていく上でも役にたつと思います。
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解剖学的な根拠とともに載っているので、安心してケガすることなく可動域を広げていけそうです。繰り返し実践していきたい内容です。
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安全にポーズをとるために何をしたら良いのか、身体は今どうなってるのかヨガ実践者が知りたいことがたくさん詰まっている一冊だと思います。
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ヨガのインストラクターにアドバイスされることがそのまま載ってます!本の内容が分かりやすく、理解を深めたり、復習になるので買って良かった!
- 中村先生の愛情がちりばめられた一冊に出会い、ヨガ歴12年、益々ヨガが好きになりました。
気になったレビュー
特に見つかりませんでした。
実際に使ってみた感想

この本の良さは写真を多く使い、実際に身体を動かして運動学を学べる点にあります。
本には筋肉の名前や「外旋、外転」など身体の動き方の用語も出てきます。
こういう用語が解剖学等を学ぶ上で難しいと感じる方もいるかと思いますが、本書では写真やイラストをふんだんに使用し、用語だけで説明していません。
よって難しい用語が出てきてもイラストとともに無理なく理解できます。
体感して学ぶ ヨガの運動学はどんな人にオススメか?

- ヨガのポーズを解剖学的に正しく理解したい方
- ヨガインストラクターになりたい方
- ヨガインストラクターで運動学を学びたい方
イラストが多くあり理解しやすいため、解剖学&運動学の初学者にピッタリな良書です!
書籍情報
書籍名 | 体感して学ぶ ヨガの運動学 |
著者 / 翻訳 | 中村尚人 |
出版社 | BABジャパン |
発売日 | 2019/2/25 |
ページ数 | 197ページ |
体感して学ぶ ヨガの運動学のまとめ
ヨガレッスンでは「足はこの位置で~」「目線はここ~」など身体の位置を細かく指導することがあると思います。
しかしそれがなぜこの位置なのか、解剖学的に理解している方は(ヨガインストラクターも含め)多くないと感じます。
本書は、ヨガを実践していくにつれ生じる身体に関する疑問を解消してくれます。
ヨガと運動学について考える良い本だと思います。
「安全なヨガ」をもっと拡めたいという著者の想いが詰まった良書でした。
ここまで読んで頂き、有難うございました。
以上、体感して学ぶ ヨガの運動学のレビューでした。
ぜひ皆さんの本書に関する意見もお聞きしたいです。
コメントやメールで教えて頂けたらと嬉しいです。
では、良いヨガライフを!